当施設ではサービスのプログラムの中に音楽療法を取り入れています。
音楽療法とは・・・?
人は、音楽により勇気づけられ、癒され、心を動かされます。
また人が音楽を奏でるとき、外に働きかける心と身体の運動を伴います。音楽療法は、このような心と身体に生じる現象を積極的に利用し、さまざまな疾病の治療や障害の改善に役立てようとするものです。例えば、風邪をひいた人に音楽を聞かせれば病気が治るというわけにはいきませんが、心身に障害を抱えた方や、高齢者の方などへの音楽療法により障害が改善・回復したり生活の質が向上したりといった効果がある・・・これが音楽療法です。
音楽療法の対象者
・高齢者(認知症を含む)
・発達障害(自閉症やADHD、学習障害やダウン症等)
・精神障害(統合失調症や神経症など)
・機能障害(言語障害や、肢体不自由など)
を持つ方から健常者まで幅広い層の人が対象。音楽経験の有無は問いません。
期待できる効果
機能障害のリハビリテーション
楽器演奏や音楽に合わせて体を動かすことが運動機能の改善や維持に効果があります。歌うことは、呼吸機能を活発にさせ、また、嚥下障害の改善を助けます。
手指を動かしたり、歌詞を思い起こしたりすること、そして、さらに新しいことに挑戦することが、脳を活性させ、認知症の予防をに繋がります。
心理的サポート
子供の頃や青春時代に歌った懐かしい歌を、歌った懐かしい歌を、聴いたりしながら人生を振り返り、思い出を整理していくことが、精神的な安定に効果があります。社会性が改善されコミュニケーションによる自己表現が感情を発散させ、気分転換とリラクゼーションをもたらします。